炭火生存日記

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日本人が再び結婚するようになるためには

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こんにちは。火力不足です。

 

どうすれば日本での結婚が増加するかという一種の思考実験を行った記事です。

思考実験なだけあって、自由に色々考えられる以上、現実的なものからあり得ないものまでいろいろあります。

しかしながら、結婚してどうするかという結婚の目的自体がぼけているため、挙げられている対応策もバラバラです。結婚自体はあくまで契約なのでまぁ契約自体が割に合わないとすれば別にそんなに問題はないのですが、少子化は国を揺るがす大問題です。純日本人が減少すれば民主主義の成立も怪しくなりますし、現に移民に民主主義で侵略されつつある先進国もあります。

 

婚外子を認めていない日本においては、結婚が出産のための条件になるので、本日はどうすれば日本での結婚が増加するかを考えることを目的とします。

 

 

目次

・どんな結婚が目的か?

・時間とお金について

・イメージ戦略は有効

・まとめ

 

・どんな結婚が目的か?

結婚の数を増やすことが目的なのか、結婚に伴う出産を増加させ、少子化を解決することが目的なのかによってとる行動は180度変わります。単純に契約上の結婚を増加させたいのなら、それこそ独身税を課せば解決です。契約のみで税を回避できるようにして、同性婚や多重婚を認めればみんな結婚はするでしょうね。なぜなら、その方が「得」だからです。日ごろの生活で損になるような契約はしないですよね?

しかしながら、おそらくこれで喜ぶ人はまずいないでしょうね。結婚披露宴を企画する業者と婚姻率を絶対視する人間くらいですかね。とは言っても契約だけで披露宴が増えるとは思いませんし、数字が増えてなんになるんだという話ですがね。

 

となると、出生率を増加させ、少子化を解決する結婚を増加させることが目的になるのかなと思います。少子化婚外子や移民により解決する方法もあるにはありますが、先に採用した国が悉く失敗し、後戻りできなくなっているので真似しない方がよいでしょう。どちらもいばらの道ですが、安全を失うことを避けるには結婚後の出産という現在のやり方を維持した方がよいと思います。

出生率の話をするうえで、よくスウェーデンやフランスが「優等生」と言わんばかりに登場しますが、優等生になった代わりに希望は消え、若者の自殺率は上がり移民に民主主義によって実質的に国を奪われかけており、テロの温床にもなっております。どっちが幸せかという話ですね。優等生も大変です。

 

・時間とお金について

現在の日本人が足りないものとして言われる二大要素です。このうち、時間に関しては確かに足りていない結果結婚に踏み切らないということはあるでしょう。相手のことをよく知らずに結婚するのは不幸につながりやすいですし、そもそも探す時間や精神的余裕がないと前には進みづらいでしょう。時間が原因というのは間違いないと思います。

ただ、お金については懐疑的です。ただお金を渡し、優遇するだけでは解決しないと断言できます。1980年代後半から1990年代初頭はバブル期で金銭的には間違いなく恵まれていた時期でしたが、その時期に結婚は爆発的に増加したでしょうか。子供は大量に増え、ベビーブームは到来したでしょうか。逆に、戦後まもなくのときに金銭的に恵まれていたのでしょうか。

厚生労働省の資料を見るとわかりますが、そんなことはありません。昭和40年代後半を最後に出生率は下落しています。ここ30年で、正直に言って日本の家庭には世界有数で金銭が注ぎこまれていたといえます。小遣い制と専業主婦という日本独自の文化を開花させた結果、子供への支援に使える金銭は間違いなく世界で見ても恵まれていた時期がありました。が、結果はこのざまです。別に膨大な出生率の増加もありませんでした。支援が十分だからたくさん子供を育てようと考える夫婦もそんなにいなかったのでしょうし、それは女性が嫌がったのでしょうね。

よって、いくら抽象的な金銭支援をしてもはっきり言って無駄でしょう。大きなメリットがあるか、自分のやりたいことができるかどうかの方が重要です。仮に金銭支援をするのなら3人以上子供がいる世帯に月あたり24万の公的補助を付したりするなど、具体的な人数と金額を定めたやり方の方が効果的だと思います。もっとも、男性がバースコントロールを持たない問題をどうするかという課題はあります。

現実的には、時間は間違いなく必要です。しかしながら、お金についてはむしろ少なくし、一人で生きられない状況に追い込み、協力せざるを得ない環境を作る方が有効だと思います。ただ、子供にかかる教育費の異常な高さは是正されないと実現は難しいですね。

 

婚姻数

結果の概要|厚生労働省

 

出生率

結果の概要|厚生労働省 

 

・イメージ戦略は有効

日本人は周りに影響を受けやすい民族なので、イメージ戦略は有効です。テレビ・新聞から女を弄んだ経験を自慢する男・男を誑かしたことを自慢する女・結婚生活を壊す自己中心人間・コミュニケーション不足を相手に転嫁するかまってちゃんを「異性との関係を悪化させるクズ」として追放し、結婚して幸せそうにしている人間だけを出演させたり、有名人を皆結婚させるのはかなり効果的だと思います。同時に、小さい頃から適切に異性と関わり、「等身大の異性」を自分自身の中に育んで経験を積み上げていくのも非常に重要でしょう。

なぜなら、現状の婚姻率の深刻な低下は、一人で生きられるようになったことも要因ではあると思いますが、それ以上に異性に対する信頼の低下が最も大きいと考えるからです。特に、バブル期に女性の一部の女(笑)みたいなどうしようもないのがやりすぎたことで結婚に市場原理が持ち込まれたこと、中途半端に男女平等教育を推進したこは歴史に残るレベルの汚点だと思います。これだけやって子供が正常に育つと思ったんですかね。多分思ったからやったんでしょうね。

これだけ異性に対する感覚がぶち壊されてしまった以上、修復に数十年はかかるでしょうね。いっそ女性の負担を取り除くという意味でも体外出産を推し進めた方がよいと個人的には思います。

 

・まとめ

契約として増やしたいのなら、契約として増やしたくなるような項目を設けるか、契約せざるを得ない状況を作れば皆契約するでしょう。出生率を回復させたいのなら、子供自体を優遇して投資するか、男女平等教育をさっさとやめて結婚のイメージ回復に務めつつ、国が本腰を入れて若者が等身大の異性を付き合い経験を積むようなシステムを構築するべきです。そして、「みんながする当然のこと」に結婚・出産を戻すために、労働環境をとにかく改善しないと、誰も動かないでしょう。

 

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