炭火生存日記

しぶとく生きるためのブログ

「知らない」という幸せ

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こんにちは。火力不足です。

 

アメリカのヤフーから約30億人の個人情報が流出したそうです。2013年に受けたサイバー攻撃で当初10億人の生年月日などのデータが盗まれたと発表されていましたが、30億人が被害に遭ったようです。いずれにしても途方もない数です。

 

ただ、事件として深刻であるのは間違いありませんが、この事件を契機に、個人としてできることは驚くほど少ないです。正直なところ、日本で公的機関を対象に同様のことをそれたら我々はあまりにも無力です。されてもおかしくないほどのセキュリティ態勢ですし、万が一それでデータが吹き飛んだり、データを悪用されたとしてもどうすることもできません。最悪補償さえないかもしれません。

 

正直なところ、自分が介在できる範囲を超えてしまっているわけですし、自分が介在できたとしても防御に貢献できる人間は1%もいないでしょうね。

 

本日は、サイバー攻撃のような被害と、個人ができる限界について考えることを目的とします。

 

 

目次

・知って何ができるか?

・知らない方が幸せな可能性

・まとめ

 

・知って何ができるか?

今回の事件についてはこれに尽きると思います。加えて、今回の事件に限らず北朝鮮のミサイルや大規模災害・テロリズムなど、個人ではどうしようもない事態が世界中で起こっております。こうした事件に対して、個人でできる対策は極めて限られます。狙われないことを祈るくらいしかできないと思います。後は、自衛のために時間や金銭といったコストを割くくらいでしょうか。

しかしながら、それも微々たるものですし、あらゆる事態に想定していては時間がどれだけあっても足りません。実際のところ、失うものがない「無敵の人」や狂人に狙われた時点で不幸は避けられないといえるでしょう。知ったところで一個人が対策できるものでもなく、ただ不安が増長されるだけではないでしょうか。

 

・知らない方が幸せな可能性

ポジティブなニュースは我々を明るく行動的にしますし、ネガティブなニュースは我々を暗く疑心暗鬼にします。ニュースに限らず言葉でも似たようなことが起こります。そのうえで、こうした事件については正直なところ防ぎようがありませんし、30億という数字はもはや統計上の数字です。現実的には重複を考慮しても地球上の3人に一人くらいの個人情報が今回流出したことが明らかになったわけですが、そのうちの一人であったとして実感は得られるのでしょうか。30億のデータを盗むことができたとしても、そのデータを閲覧し欲しい情報を手に入れるには相応の時間がかかります。また、極めて無粋な話にはなりますが、データ内の母数が増えるほど、自分よりも犯人にとって有益な情報がある確率は増加します。

実際のところ一個人がどうすることもできない話ですし、知ったところでマイナスの感情が喚起されるだけでしょう。こういった系統の恐怖は今後もっと増幅してしまうのではないでしょうか。断ち切るのも難しい話題ですからね。

 

・まとめ

十五夜の月を優雅に眺めてのんびり過ごせるような日々が個人的にはよいのですが、残念ながら情報を絶つのは非常に難しいですし、特にマイナスの物事については否が応でも入ってきます。いつ誰かの気まぐれで人生が壊れてもおかしくないですし、自分の慢心で誰かの人生を壊す可能性もあります。ただ、あくまで可能性ですし、人によっては無視できるほど小さい確率でしょう。

知る幸せだけでなく、知らない幸せも考えられるべき時が来たのかもしれません。