趣味が暴く他者の人間性
こんにちは。多趣味の火力不足です。
先日、趣味の有用性について記事にしましたが、その中で「自分を不幸にしうる人間を排除できる」点が最も優れていると書きました。
しかしながら、具体的にどう排除できるかという記述が欠けていたので、本日はその点を記述することを目的とします。
目次
・相手との距離を測る
・フリーライダーを見つける
・まとめ
・相手との距離を測る
趣味というのは、大抵初対面の人間同士がつかみどころがなく話をつなげるために尋ねる傾向にあります。懇意になってから趣味を確認するという人はあまり多くないと思いますね。
よって、どんな人であるかを簡単に知り、「知らない」という恐怖を減らすための足掛かりとして利用するわけです。こうした趣味独特の立場により、趣味を話したのちの対応は差が表れます。例えば、自分も共通項があると話を合わせようとする人、合わないことを露骨に表す人、自分の話をとにかくしたい人など、本当に様々な対応が出ます。一見皆興味ありそうに聞いているかもしれませんが、手の動きや、身体の向き、相槌などから興味を本当に持っているのか、わからないなりに懸命に持とうとしているのか、それとも興味がないのかがわかります。このように、相手との距離を測るのに趣味は非常に適しています。
・フリーライダーを見つける
フリーライダーというのは「ただ乗り」をする人という意味ですが、趣味を利用してただ働きさせようとする人のことです。具体的には、書道が趣味の人に大量の書を書かせたり、料理が趣味の人に調理をすべて任せたり、といった状況がわかりやすいと思います。こうした人間は、趣味を話した際に「○○できる?」などと確認して、その結果を目ざとく覚えています。言質を取られてしまうわけですね。趣味を覚えてもらえることは基本的には悪い気はしませんが、利用してくる人種はできることを確認してきます。
ある程度親しく相互にできることをやる形ならともかく、親しくない人間に限って押し付けて文句だけ言うので、使えそうな技能を趣味にしている方はそもそも隠すか、軽くつりさげて反応を見てみることをお勧めします。それにより、尊敬できない人間を判断できますからね。
・まとめ
相手の趣味を聞くことで相手の人間性を判断しているかもしれませんが、むしろ自分の趣味を話すことでわかる相手の人間性の方が重要だと思います。聞き方にはヒトの本性が表れますからね。聞き方をわかりやすくあらわにできるのが「趣味」の特色だといえます。