炭火のような生き方

生き方に悩む人のためのブログ

かつての名古屋サポが考える、名古屋グランパスが立つ岐路

こんにちは。元名古屋サポの火力不足です。

 

Jリーグが折り返しになったということで、かつて応援してきたチームのことが少しふと気になってしまいました。こう考えるとまだ私には未練があるのでしょうね。仮にも若いころからずっと応援してきたチームではあるので、いまさら追うのを止めるのは何か違和感を感じ、この約半年を過ごしてきました。

 

そして昨日、徳島のサッカーに関心があり久しぶりに観戦した結果、J2最強とも思われる徳島を相手に多少の運はあれど名古屋は完敗しました。それにより、上位陣とのシックスポインターに軒並み敗戦を喫したことになり、サポーターとしても疑念が募り始めている時期となりました。 

 

細かなサッカーの解説はほかに適任の方がいくらでもいらっしゃるので、私はサポーターの心理的な側面から考察したいと思います。

 

完全な私情に基づく記事ではありますが、関心のある方のみおつきあいください。

 

※ブログ主は風間氏否定派です。というかサポを止めた原因がフロントの功労者に対する愚行と彼を監督として土台作りに任命したことです。

 

 

目次

・名古屋の現状

・風間氏の功績

・風間氏の欠点

・争点

・今後、どうするべきか?

 

・名古屋の現状

現在は勝ち点34の7位(7/9時点)で、プレーオフ圏内にぎりぎり届いておらず、首位とは勝ち点10以上離されているという状態です。予算規模や選手層、サポーターの期待から考えても、期待はずれであり納得のいっていない状況というのは総意だと思われます。

実際私も「このクラブ上がれんの?」とまぁ半分諦観が混ざっている状態です。さすがにJ2をなめるとかではなく純粋に上位3位以内はキープしていると思っていた時期が私にもありました。

J1とは違い、中断期間も存在しないことで、いったんチームの骨子や方針を見直すということはできません。勝つことを薬にして邁進するしかない状況といえるでしょう。また、主力選手に相次いでけがが発生しており、夏のコンディション低下も危惧されます。ポジティブなニュースが少なく、夏の外国人補強に運命が委ねられているというあまりありがたくない状況といえます。

その中で、こうした革命を起こした張本人といえる、風間監督への言及なしでは名古屋の現状を語ることは難しいでしょう。

 

・風間氏の功績

風間氏の功績としては、確固たるサッカーの指針を示し、徐々にではあるがその片鱗が見え始めていることと、若手の墓場とされてきた名古屋で、積極的に若手を抜擢し、攻撃の才能を開花させている2点があげられるでしょう。実際、土台を作り直す時期であることには間違いないでしょうし、その意味では土台として言語化できるサッカーを有していらっしゃる風間氏の登用は妥当性がありますし、火中の栗を拾いに来てくださったという事実には感謝しております。また、杉森選手や和泉選手といった若手がコンスタントに試合に出場し、活躍するというのは近年の名古屋にはほとんどなかったよい兆候であり、まぎれもなく風間氏の仕事であるといえるでしょう。また、彼のネームバリューに引き付けられる選手が少なからずいることもプラス要因ですね。

しかしながら、これだけの素晴らしい要因がありながら、大きな欠点もあり、その点がどうしても克服されておりません。

 

・風間氏の欠点

端的に言えば、決まり事を整理して、選手に落とし込めないことに尽きると思います。特に、ボールを持っていない場面でそれが顕著に表れるところが欠点でしょう。90分間自分たちの足元にボールがあって、好きなように攻められるのが氏の理想らしいですが、はっきり言ってありえません。50代以上のサッカー経験のない主婦を相手にしてようやく実現するんじゃないですかね?プロ相手にそれが実現できれば最高でしょうが、万が一実現できなかった時のための「ボールを持っていない場面」で、いかに守り、一秒でも早く足元にボールを取り戻すかというリスク管理の部分が必ず要るはずなんです。しかし氏にはその部分が川崎時代からありません。改善する必要がないとお考えなのでしょう。攻めるために守るのではなく、攻めるためにもっと攻めて、負けると選手を責めるところが氏を信用できないもっとも大きな理由ですね。監督として、個人の育成は素晴らしい一方で、組織としての動きを仕込めていない点を選手の力量不足に転嫁しているように思われます。よく言えば即興性に優れており、相手の予測できない攻撃を織りなせるものの、はまらないときはとことんはまりません。おそらくチームメイトを理解し、味方で即興を作っていくのが「氏のチームは時間がかかる」といわれるゆえんだと思われますが、組織的な動きを型として落とし込むのは監督がなすことでしょう。攻撃的な場面だけでなく、守備的な場面でも同じことが言えます。

 

参考記事  https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jleague_other/2017/07/08/post_34/

 

ひいては、それが肝心な場面でチームとしての意思疎通ができず、リスクを考慮した試合運びができないまま負ける、という勝負弱さにつながっていると考えます。

 

・争点

端的に言えば、J2で腰を据える猶予がないことがサポーターのもっとも大きい不安事項でしょう。オリジナル10を応援してきたサポーターとしては、やはりJ1での戦いが見たいでしょうし、選手たちも人間ですから、J2に悪い意味で慣れてしまい長居すれば某黄色のクラブのように埋没してしまう危険性もあります。加えて、DAZNという黒船の襲来により、J1クラブとJ2クラブの金銭的な格差は間違いなく広がります。それにより、J2で選手を育成できたとしても残留してくれるとは限りません。闘莉王ほどの功労者を追い出したクラブを、愛やら信頼やらで選手が盲目的に信用してくれると思っているのなら甘すぎます。まして、自分の才能を現在の2~3倍の金銭という形で評価してもらえるだけでなく、より海外・ひいては日本代表に近づけることを勘案すれば、J1のチームに個人移籍する選手がいない、ということはありえないでしょう。

 

また、ネット上のサポータークラスタを見たところから一つ気になった点として、サポーターには2種類の人間がいます。

一種類がさっさと昇格派、もう一種類が土台を作る派です。一見、さっさと昇格派のほうがすぐ抜けよう、ということでJ2を侮っていそうですが、実は現実的そうな土台を作る派のほうがJ2を侮っています。なぜなら、数年かければ上がれる、と盲目的に考えているからです。その間ほかのクラブの成長も無視し、選手も現在のまま大きく変更なく、心理的にもJ2に埋没せず、初心の新鮮さを忘れることもなくマンネリ化しないことが前提になっているからです。浪人生が試験前に現役生に抜かれるのと同じ感じです。

それらのマイナス要素を大きく上回るメリットを風間氏が提示できる実力があるのなら支持できますが、少なくとも私はそうは思えません。システムに基づいた攻め方と守り方を伝えられないことが致命的すぎます。そのような攻守を実現している徳島・ヴェルディといったチームが一年たたずに土台を完成させていることを見てしまったことで、数年かけるのは遅すぎることを知ってしまったからです。相手チームとの距離を詰められるどころか、もっと離され、中位に定着するのが関の山でしょう。さすがにJ3はないと信じたいですね。

ただ、根本的な問題として、風間氏を今解任したとして、代役がいません。選手は特殊すぎるサッカーにようやく慣れ始めたところであり、またここで解任することは積み木を再びぶち壊すことを意味します。さすがにあほらしいですよね。

 

・今後、どうするべきか?

正直なところ、風間氏が川崎で凱歌を得られなかったことで挫折し、名古屋で何らかの進化を見せてくれるだろう、その見込があってクラブは登用したのだろうという微かな期待はありました。そして、時間がかかる風間氏といえど、昨日のような「勝負所」では、きっと現実的に行くだろうという甘い望みもありました。クラブとビジョンを共有して、一年でJ1に行くことが至上命題になっていると思っていました。しかし、甘々でした。昨日のピッチには最強徳島を相手にホームで何としても勝利するという執念や、いい意味で徳島を尊重した入念な対策は決してなく、ボールを持っていれば点が入るといわんばかりにこねくり回し、失い続け、ツキも失う弱弱しい姿でした。

一方で、氏が去った川崎は守備を整備し、失点の少ないまま混戦するJ1で上位を維持しております。いかに氏が長期政権を築いたチームに守備が不足していたかと突き付けているといえます。

よって、今後は、クラブの意向を伝え、結果を残すことが風間氏の監督としての名声を高め、自身のメソッドを浸透させることに同義であるとして、残り20節を一つ一つ大切にして、現実的に戦っていってほしい、勝つことにこだわってほしいというのが願いになります。ボールを持っていない時間について決めごとをするのは、氏のサッカーを実現するうえで重要だと思うのですが…。

 

 

最後に、こんな記事が徹頭徹尾間違っていたものとして下半期のリーグ戦を終えることを祈ります。一人の元サポーターのはしくれとして。