炭火生存日記

しぶとく生きるためのブログ

自己理解が今後もっと重要になる

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こんにちは。火力不足です。

 

「勝ち組」を目指すことを止め、引き分けを目指すべきという記事です。

確かに、従来勝ちとされてきたやり方が徐々に褪せ、自分自身で生き方を模索する必要のある時期に既に突入しており、そのうえで勝ちの意味を考え直すことは重要であると思います。

 

ただ、記事にあることそのままでは引き分けに持ち込んだところで、幸福度を上げることはできないと考えます。

 

本日は、引き分け以上を狙う手法について考えることを目的とします。

 

 

目次

・「勝ち」自体怪しい

・要は自己理解

・まとめ

 

・「勝ち」自体怪しい

いきなり文中に登場する「勝ち組」という言葉ですが、どういう人たちが勝ち組にあたるのでしょうか。誰だって眩しいひと時を切り取れば勝ち組に見えますし、SNSの隆盛によってその傾向は加速しています。従来のという言葉はついているものの、会社から出ればストレスと激務で脳を縮小させ、感情をありのままに垂れ流す迷惑な存在になっているのかもしれませんし、ためたお金を熟年離婚で失っている可能性もあります。

正確には、無理して社内の勝ち組になったとしても、家庭で勝ちを得られることと同義ではありませんし、そのための手法やコミュニケーションは学べないわけです。一部の超人は成し遂げるでしょうが、明らかにこの記事は凡人向けの記事ですから、そもそも勝ち組なるものがいたのかさえ怪しいですね。会社で勝つ代わりに他の物を捨てざるを得ないのが凡人だと思いますが、彼らは勝ち組なのでしょうか。

よって、従来の勝ち組は目指す必要がないというこの記事の論旨に加え、今後も勝ち組などというあいまいな言葉を目指す必要はないと考えます。

一昔前であれば、神戸製鋼日産自動車の責任ある地位についていらっしゃる方は間違いなくこの記事で言う勝ち組だったのでしょうが、現在どうでしょうか。他の大手企業は安泰でしょうか。

「勝ち組」という言葉は皆が似たような目標を共有しているときはある程度わかりやすいですが、もはや現代で勝ち組と言われても金を持っている人くらいしか共通点がないのではないでしょうか。

 

・要は自己理解

結局のところここに落ち着くと思います。自分はどれだけ周りを気にするのか、地位や名誉が大切か、自分はどういうことができたらよいのか、といった自分にとっての「勝ち」を模索することが当然するべきことになるでしょう。人それぞれ勝ち方が異なってくるので、そもそも組が存在しなくなります。まぁ「好きなように生きているように見える」人たちの総称として勝ち組という言葉は残るかもしれませんがね。

記事中に挙げられているのは、いずれも自分自身を理解し、知ることで解決できるものばかりですね。勝ち組を目指さないのは自分にとっての勝ちを判断できたら確実に通る道でしょうし、年収も自分が犠牲にしたくないものと相談すれば問題ないでしょう。会社に居座るのも、金銭収入のパイプを複数持つ意味では重要なやり方になるでしょうし、人間関係含め割に合わなければパイプを切る勇気も必要になります。細く長くというのも自分がどういう生き方をしたいかと密接にかかわりますし、自分の力量を知るのは自己理解そのものです。

例えば、細く長く生きたいと考えたら、現在の自分の生活で様々な要素が思い浮かびます。わかりやすいのは食事と運動でしょうか。ただ、食事一つとっても、健康に気を遣えば長生きできるらしい傾向にはありますが、確実とは言えませんし我慢はストレスにもつながります。ここで、我慢してでも「健康っぽい」食事をするのか好きなものを謳歌する方が自身の好パフォーマンスに繋がるのかはその人次第でしょう。また、「健康っぽい」だけでは不満に感じるのなら、栄養学をかじったり自身の体調と食事をメモに取りながら、相関関係を明らかにするところまで徹底したい方もいるかもしれません。そこに投じる時間をどれだけ重く見るかもその人次第です。

運動についても同様のことが言えます。例えば、ある程度の負荷をかけて走れば筋肉には好影響を与えるかもしれませんが、心臓を回数制限のあるポンプと考えれば寿命を縮める悪手とも取れます。そこまで考えずに走ることは気持ち良いことと割り切るのも、心臓への影響を恐れて走らず他の手法で代替するのも、そもそも運動自体への関心が低く、その時間を他に回すのも、すべてその人次第です。

 

・まとめ

一応個人的に勝ちに行くうえでは、自己理解の進め方がコツになっていると思っています。自己理解と言えども、「ジョハリの窓」にあるように自分自身を完全に把握することは不可能です。よって、学生時代のしがらみのない友人と定期的に連絡を取り疎遠にならないこと、自己理解を寝る前に行って朝頭に残った情報をメモしておくこと、その他自分自身について体調や思考を何らかの媒体に残しておくことあたりは自分自身を知るうえで便利だと思います。

もっとも、勝つうえでそんなことをする時間が不要だと考えるのも勝つための方法ですね。色々考えて、自分を理解したうえで従来の勝ちを目指すのも妥当な方法です。