炭火生存日記

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言葉しかない頑張りの無意味さ

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こんにちは。火力不足です。

 

残業代を申請しようとしたら、なぜ?と問われたそうです。

正直どこから突っ込んでよいのかわかりませんが、残業代を申請しようとするの?と本気で問うているのならちょっと人としてお近づきになりたくないですね…。こういう時には、なんで労働力を搾取しようとしてるの?とかを返せればいいのですが、現実問題陰湿な手口を次の日から食らう可能性もあるので、粛々と然るべき機関に報告するのが一番でしょうね。

 

それ以上に、残業代を申請しない=頑張るの方程式が心の底から理解できないので、この式のおかしさについて書き尽くすことを目的とします。

 

 

目次

・味を占める時点でおかしい

・頑張るの意味がおかしい

・残業自体がそもそもおかしい

・まとめ

 

・味を占める時点でおかしい

残業代は労働の対価なので、申請しない人間がいたらむしろ申請しないことが叱責されるべき事項です。叱責するならともかく、それで味を占めて他の人間にも申請を認めようとしない時点ではっきり言っておかしいですね。コストを削減したいとしても手を付けるのはどう考えてもそこではありませんし、人件費として必要な部分を権力で黙認させることでしか節約させられない無能として自己紹介してくださっております。

あくまで個人の頑張りですから、年中期待できるものでもありません。というより期待してはいけません。そんな不安定で気まぐれなものに依存している時点でこれまた権力でしか節約させられない無能)以下略

 

・頑張るの意味がおかしい

残業代を請求しないことを「頑張る」と評している時点で笑うしかありません。そんな頑張りはいらないでしょう。まぁ我慢や忍耐が頑張ることだと思っているのかもしれませんが、そんな頑張りをしても誰も得しません。短期的には企業側は得するかもしれませんが、優秀な人間はどんどん逃げ、愚鈍な人間が残るので結果長期的には損します。頑張りで解決を試みている時点で仕事の配分がうまくいっているはずがありませんし、優秀な人間や寡黙である程度の仕事をこなすような仕事人に業務が過重に集まってしまい、機能不全を起こすのが関の山でしょう。

また、頑張りという不確定要素に依存してしまう危険性もあります。年中頑張っているのならそれは頑張りとは言わないでしょう。平常か無茶のどちらかでしょうね。

 

・残業自体がそもそもおかしい

8時間労働が上限です。例外的な措置として残業が設定されています。ただ実際、極限まで集中すれば8時間でも長すぎます。5時間でも難しいでしょうね。機械やAIの導入によりより労働時間を短くする方向に本来進むべきだと思います。

ただ、残業という概念で気になるのは、働くことがプロとみなされ、お金を稼ぐことであるのならば、労働時間内で知識や技術を結集して勝負することが必須といえるわけです。そして、基本的には時間内でのクリアが要求されるでしょう。学生でさえ、試験時間内に解答できなければそれはれっきとした実力としてみなされるわけで、そこに例外はまずないでしょう。

ところが「社会人」になってから時間違反が許されるのはなぜなのでしょう?勿論時には時間内に終わらないこともあるでしょう。それは仕方がありませんし、実力不足や管理不足に起因するものだと考えます。ただ、恒常的になっているのならそれは本人の仕事配分がおかしいか、本人の怠慢か管理職の怠慢で仕事量がおかしいか、周りの束縛がおかしく、空気を読むことを強いられるかのどれかでしょう。

 いずれにしてもおかしいです。

 

・まとめ

頑張るという言葉が悪用(?)されすぎて、無策と命令系統の無能を証明する言葉になりつつあるように感じますね。頑張って現状が改善するのなら頑張る価値もあるのでしょうが、大抵頑張れと言われたときは策がない印象を受けますし、改善するどころか自分自身のリソースを搾り取られる方が多いように思います。頑張れ以外に具体的な指示ができるときは何らかの形で前に進むことはできますからね。

もし何か頑張るとしてももっと別の方向に頑張りたいものです。

 

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