炭火生存日記

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豊田真由子の勝算はどこにあるのか?

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こんにちは。火力不足です。

 

暴言の謝罪会見が行われ、豊田真由子議員が次の選挙への出馬意思を示しています。勉強ができる頭脳はある人間なので、何らかの勝算なしに戦いに挑む人間ではないと思いますが、驚くほど勝算がありません。意地とプライドと名誉にすがりつきたいくらい衰弱しているのでしょうか?自己保身にたけた人間の割には、勝算をどこに見出したのかはわかりません。

 

もちろん、評判や人間性といったマイナスポイントもありますが、それ以上に落選する理由があります。しかも本人の性格以上に致命的だと思います。

本日は考えうる落選理由について記述することを目的とします。

 

 

 目次

・もともと激戦区

・”3バン”がない

・メディアにしばらく遊ばれる

・矯正不可能

・まとめ

 

・もともと激戦区

埼玉県第4区 - Wikipedia

ウィキペディアからの引用にはなりますが、豊田の出馬する埼玉4区というのは、一方的にある党の出馬者が圧勝できるような区ではありません。リーマンショック後の民主党絶頂期の選挙を除けば、当選議員でなくとも35~40%程度の得票数を有する議員が出るくらいの激戦が続いており、自民所属の特に瑕疵のない議員が出馬したとしても決して安泰とはいえない区といえるでしょう。

では、なぜこのような激戦区で豊田真由子が二回も当選できたのかを考えると、それは自民党への所属・もっと言えば公明党の推薦・さらに具体的に言えば創価学会票の支援のおかげでしょう。間違っても豊田自身の功績ではないでしょうし、正直自民党に所属する誰が出ても同じだったように思います。

今回はいまや日本の選挙で当選するにあたって生命線となる学会票の支援が得られないのはもちろん、消去法で自民党に投票する人間の票さえ得られません。つまり、文字通り豊田真由子という人間が持つリソースで勝負することになります。

 

・”3バン”がない

日本において選挙で当選するためには「ジバン(地盤)、カンバン(看板)、カバン(鞄)」の3つのバンが必要と言われています。

ところが、豊田真由子はこれらのいずれもリソースとして持っていません。たとえば安倍首相のような政治家一族で、元来一族が埼玉4区で当選してきたわけではありません。また、何らかの力を持った業界や組織と密接にかかわっており、いざという時に膨大な人間を動かせるような組織への長い所属歴もありません。多分その人望もありません。まぁ所属歴があればそもそも暴言を握りつぶせていたかもしれません。そして、肝心の金も選挙をやって当選するには不十分でしょう。裕福でないからこそ勝算の薄い議員当選を狙っているわけでしょうからね。

実際のところ、厚生労働省のキャリアとハーバード大学大学院の博士号が本人のリソースだと思われますが、残念ながら選挙にそれだけでは勝てません。

 

・メディアにしばらく遊ばれる

入院による事実上の雲隠れだけでも非常に印象は悪く、今回の会見では説明と謝罪と議員辞職を真摯に行うことで「いい意味でさっさと逃げる」のが妥当であったように思います。ただ、本人のプライドが許さなかったのか、謝罪会見上では言い訳や笑顔での話しぶり、目の笑っていない反論など、一見言葉を選び謝罪しているようで終始していたのは自己保身と自分語りでした。実際多くの方が納得いくはずのない会見でしたし、メディアにとっては民意といいつつPV稼ぎに精を出す格好の素材になるでしょう。加えて、「こんな人間を女性活躍の元登用していた内閣がありましたよ~」と現政権の批判もできます。いいことづくめですし、選挙が終わって搾りカスになるまで汚点が報道され尽くすでしょう。なんせ人数は明らかになっていませんが100人近くともいわれる秘書が辞めているわけですから、一日一人ずつ取り上げてもうわさが消える75日以上続けられますし、それだけの燃料は隠されているでしょう。10月半ばくらいまで壊れるくらいおもちゃにされて飽きられて最後は棄てられるのではないでしょうか。

自分が人を棄ててきたように今度は人に棄てられるわけです。いじめの加害者を吊し上げる私刑と感覚が似ているように思いますね。止められないでしょう。実際私自身としても今回の件はかなり腹の立つ話ではありますからね。

 

・矯正不可能

多分本人にはそこまで悪いことをしたという自覚がないんでしょうね。無能な秘書が悪いと思いながら、世界津々浦々どこにもいない自分の思ったことを完璧にやってくれる秘書を求めて死ぬまで彷徨うと思います。個人的には、秘書がすべからく無能だったというよりは、豊田がダブルバインドと暴言・暴力により相手を無能に落とす「クラッシャー」だったというだけだと思いますが、そこには気づいていないでしょうし、会見からも自分は悪いと思っていないようなそぶりや表情が見て取れます。まぁ42年(?) 生きてきて、キャリアの過酷な仕事で生き残るためにいろいろ犠牲にしてきたのでしょう。もう矯正はできないでしょうし、矯正が必要とも思っていないでしょう。多分もう矯正してほしいと思っている人間もそんなにいないのではないでしょうか。

今回の謝罪会見で分かったのは、豊田真由子という人間にはこうした矯正されようのない異様な攻撃性や自己保身がまぎれもなくあると同時に、腰の低さや物腰の柔らかさといったものはなく、演技であるということでしょう。最後の頼みとなる人間性も大きなマイナスからのスタートになるわけです。

 

・まとめ

競争の緩い区ならともかく挑むのは激戦区、後ろ盾はゼロ、実弾(カネ)もなく、選挙までまだまだ汚点はどんどん発掘され紙面や画面を賑やかにする中で、変わるはずもない人柄を武器に単身選挙に臨もうとするわけです。正直勝算はゼロだと断言できます。これで万が一当選しようものなら一般人ではどうもできない意図が間違いなく裏で暗躍しているでしょうが、その不思議な意図を達成してきた学会票も今は豊田の敵です。

個人的にはどれだけ屈辱的だとしても一切勝ちの目がないので撤退しかないと思うのですが、彼女のプライドはどういった結論を出すのでしょうか。プライドがどの程度勝算の薄い賭けへのベットを強いるのでしょうか。

 

最後に、我々のような凡人が今回の件から学べるのは、激務によって自分がおかしくなる可能性があるということですね。自分の精神は自分で守りましょう。

 

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