ダメ男に見えるが、お望み通りのイクメンでもある
こんにちは。火力不足です。
夫の鉄道模型の趣味に悩む妻の記事ですね。
妻側の言い分を見る限りは、夫が子供をダシに自分のしたいことをしているという印象を受けます。大変な部分の育児を妻に任せてしまうというのは非常に良くないことです。もし共働きで同等の金額を家計に入れているのであれば、育児も同等に行うべきでしょう。楽な部分だけ行って「育児している感」を出されているとしたら、それは非常に腹の立つ話でしょう。そのような、妻側に一方的に負担をかけているよくない姿勢は是正されていくべきです。
しかしながら、情報が足りないなりに気になる点が見られましたので、本日はこの事例からイクメンについて考えることを目的とします。
目次
・傍から見ればイクメン
・結局は夫婦間のコミュニケーション
・まとめ
・傍から見ればイクメン
当事者のこの妻の悩みはよくわかります。自分が興味のないことを家で繰り広げられるのはかなり苦痛ですし、旅行先で子供の世話を任されるのも純粋に旅を楽しむには難しい要因です。不満が溜まってむしろ当然でしょう。
ただ、外部から見れば育児に積極的に携わり、絵本を読み聞かせたり子供と遊んだりする良い父であり、話題のイクメンといえます。妻側の不満に、「育児の楽しい部分だけしている」というところが含まれていない点を見てもかなり育児に総合的に携わる父なのでしょうし、旅行のプランも趣味とはいえ自分で組んでくれるわけです。夫からすれば、「準備はすべてしているのだからせめて旅先でくらい趣味を満喫させてほしい」と考えているのかもしれませんね。
こうした要素を踏まえれば、女性側が望んできたイクメンの理想像にかなり近いのではないでしょうか。もっとも、行き過ぎた点は確かになりますが、妻のやさしさに基づいた放任が増長に繋がったのかもしれませんね。
・結局は夫婦間のコミュニケーション
結局のところ、ここに尽きると思います。おそらくこの夫婦に共通する趣味が旅行ということで、もしかしたら夫は妻の負担に気づくどころか、旅行でむしろ負担を軽減できていると考えているかもしれません。あるいは、自分のことしか本当に見えていないのかもしれません。勿論日常生活においてあらゆる場面で妻に負担を放り投げていれば言語道断ですが、旅行中というかはめを外したい場面で外しているとすればましというか、まぁ良識の範疇にあるのではないでしょうか。もっとも、現状の妻側の不満はコミュニケーションをとって話すべきではありますね。夫側の言い分や現状の負担も気になるところではありますが、おそらく妻に与えている疎外感や不快感は是正するべきものではあります。
ただ、今までニュースになってきたゴミのような例と比べれば、十分解決できるレベルではないでしょうか。歴戦の鉄道模型を捨てた妻のような頭のおかしい印象は受けませんし、行き過ぎた趣味を夫婦でどう扱うかという話であり、きちんと現状を伝えあえば解決するように思いますね。
・まとめ
個人的には今回の件は問題ではあっても、炎上するほどのパワーがある話には感じませんでした。さすがに夫が逆切れしたら炎上案件とは思いますがね。万が一ですが、妻が夫以上の爆弾を持っていて自覚していない可能性もあります。
ただ、気になったのは記事についたコメント欄です。離婚という言葉が簡単に出ています。妻側が許容しているとはいえ、まだその不満点を夫に伝えていない時点で話は進みづらいでしょう。話して解決策が平行線で、家が不快な空間になり初めて離婚という選択肢が浮かぶはずなのですが、話すまでもなく離婚というのはコミュニケーションをおざなりにしすぎでしょう。私自身結婚に積極的な立場ではないですが、少なくとも真面目に考えてはいますし、結婚9割離婚9割のような世の中は望みません。
記事自体より、記事に対する反応の方が恐ろしく感じました。ゴミを捨てるような感覚で離婚が行われるのはおかしいと断じます。同じくらい結婚も軽いものになります。そうなれば子供の扱いも必ず軽くなってしまうでしょう。
