炭火生存日記

しぶとく生きるためのブログ

結婚も含め、個人で孤独との向き合い方を選択する話

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こんにちは。火力不足です。

 

結婚したことで孤独を感じるとのことですが、そもそも因果関係が逆な気がします。つまり、孤独を感じやすく一人では不安な人間が結婚しやすいのだと思います。結婚しただけですべての孤独から逃れられるはずがありません。

また、皆婚時代とは異なるため、結婚したい人間だけが結婚を選んでいることになります。そのため、「自分で選んだから自己責任」という叱責も受けやすいでしょう。

 

しかしながら、結婚生活上のストレス管理という観点で気になった点があるので、本日はストレスと孤独の観点から「既婚者ぼっち」について考えてみることを目的とします。

 

 

目次

・家庭は羽を休める場所

・何に甘えているのか

・孤独耐性の問題

・まとめ

 

・家庭は羽を休める場所

社会というか、外の世界がストレスに満ちてしまっている以上、家庭はストレスを減らせる場所あるいは可能な限りストレスとは無縁な場所であってほしいでしょう。つまり、癒しを必然的に構造上求められます。ところが、共同生活を営むとなると自分の癒しだけではなく、相手の癒しも考える必要があります。上手に趣味などを認め合ってお互いの時間を作りあったり、同じ趣味・時間を楽しめればそれが望ましいのですが、現実そうそううまくいきません。「自分はこんなにやってるのに…」という癒しエネルギーの奪い合いみたいなことが起こります。

友人同士でも一緒に暮らせば起こるかもしれませんが、相手に対しての配慮が存在する以上、結婚生活ほど卑しい癒しの争いは起こらない可能性が高そうです。

ただ、家でくらい思い切り休みたいですよね…。

 

・何に甘えているのか

記事中では旦那がいるのに友人とのかかわりを求めるのは甘え、との指摘がありましたが、一体何に甘えているんでしょうね。「社会的にあるべき結婚生活」に友人とのかかわりなど不要とでも言いたいんでしょうか。勿論、家のことを放り出して放蕩三昧では困るでしょうし、大事な時期は少なからず忍耐も必要になるでしょう。しかしながら、ガス抜きが下手だともっと周りの人間に悪影響を及ぼします。

別に結婚によってすべての嘆きがなくなるわけではありませんし、嘆きをすべて配偶者にぶつければいいと考える方が問題でしょう。お互いのストレスの解消の仕方とその時の距離感は知っておいて損はありません。むしろそういったコミュニケーションコストを惜しんで、「夫婦なら言わなくてもわかるはず」みたいな幻想を信じて相手に負担をかける方がストレスだと思いますがね。

下手に世間の結婚にとらわれるより、これが二人にとっての解消法と割り切った方がよいと思います。その方が特別感もありませんか?ただ、世間の評価にとらわれるからこそ「ぼっち」を恐れ、独身を恐れ結婚しなお世間にとらわれるのかもしれません。

 

・孤独耐性の問題

結婚という選択をとる時点で、もしかしたら独身の方よりは孤独への耐性が低い傾向にあるのかもしれません。そして、結婚したところで、配偶者も人間ですから、自分自身を永遠に孤独から逃れさせてくれるはずもありません。むしろ普段優しいからこそ孤独の瞬間がよりつらくなるのかもしれませんね。人がいるはずなのに自分の尊厳を認められないのが真の孤独でしょう。

孤独が嫌なら動くしかありません。ところが、自分の孤独にとらわれ、解消することに必死になることでかえって孤独になるという皮肉な現象が起こりえます。孤独を解消するためには配偶者に何らかの形で負担がかかることになります。つまりそれは、配偶者からも自分に負担をかけられることがあり得ることを意味します。自分だけ寄りかかって相手の負担は自己責任では相手は納得しないでしょうし、本当の意味で信頼はされないでしょうね。そんな極端に自分本位の人間抱え込みたくありませんからね。そして、本当の意味で信頼しない相手には重要な相談はしませんし、信頼しない人間の負担をわざわざ軽くしてあげる義理もないわけです。結果もっと孤独になり、また「察してくれない・わかってくれない」といいながらもっと孤独になっていきます。

孤独が嫌なら、自分が相手の孤独を薄められる人間になるのがもっとも手っ取り速いですね。ただ、人間最期は孤独なので、どこかで楽しむ術を見つけるのも重要ですね。

 

・まとめ

個人的には「ぼっち」が全く怖くない人種なので、なんとも腑に落ちない部分はあるのですが、昨今のSNSなどを見る限り、人によっては孤独は相当につらいものなのでしょう。察してくれは無理かつ無駄でしょうから、お互いに相手以外の解消法を異性が派手に絡まない程度に認め合うのがよいのではないでしょうか。派手に絡むと別の問題が浮上しますからね。