炭火生存日記

しぶとく生きるためのブログ

見た目を気にするのは別に男性に限った話ではない

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こんにちは。火力不足です。

 

男性にとって、人はやっぱり見た目なのかといった趣旨の記事がありました。

何度も会えば変わっていくでしょうが、初対面ではやはり見た目が重視されるというのが個人的な感覚です。しかしながら、この記事は見た目が重視されることに驚きを覚えるような文になっております。

 

しかしながら、調査として見てみると、やや偏りがあったり、年齢ごとの細かな人数がわからないなど少し曖昧な点があります。ただ、それ以上に明確に見た目を重視するような回答が出るよう計算高いやり方をしております。実に恣意的であざといです。

 

本日は質問項目から、この記事の恣意性を主張することを目的とします。

 

 目次

・調査方式の弊害

・初対面の相手にできることは決まっている

・そのほか初対面でできること

・まとめ

 

・調査方式の弊害

男性専用の総合美容クリニックにおいて、「外見・身だしなみ」の調査を行ったということなので、回答者となった男性は一般的な男性よりも美容、具体的には外見には敏感な方々といって差し支えないでしょう。そうでなければ美容クリニックにそもそも通うことがないでしょうからね。また、自分の外見に敏感な方は他者の外見にも敏感でしょう。よって、そもそも回答者が外見に関心の高い人間が集まりやすい調査方式を採用しているので、当然も当然な結果です。

加えて、質問内容は「初対面時の外見は、相手の印象に影響を与えると思いますか?」です。初対面でいきなり内面は判断できませんし、まず外見や言葉遣いから入るでしょう。文体としても非常にニュートラルなもので、「外見が相手の印象を決める最も重要な要因と考えますか?」といった極端な質問文でもなく賛成しやすいものでしょう。同時に、自分自身がそうかを問われているわけでもありません。一般論として外見が印象に影響を与えるかを尋ねられたらほとんどの人がそう思うと答えるでしょう。これを外見に気を遣っている方々に尋ねたわけですから極めて妥当な結果だと思います。

実際、性別によって大きく変動する要因も思い当たらないので女性に尋ねても似たような結果が得られるでしょう。別に男性に限った話ではありません。

元の統計はクリニックでとったものなのでともかく、記事での使い方がアンフェアといえるでしょう。

 

・初対面の相手にできることは決まっている

次の質問が「初対面の女性に対し「無意識に(自然と)」チェックしてしまうことは何ですか?(複数回答あり)」とのことです。これに関しても同じ集団に尋ねている点、初対面という二点から顔や表情に回答が集中するのは至極当然のことですね。これも性別に影響を受けにくい点であることは記事内でも補足されており、女性も男性の顔や表情を第一に見ることは珍しくないでしょう。胸に関してはそうなのかという印象ですね。個人的には髪の方が上位だと思っておりました。

顔や表情と比べれば、爪が初対面で注目されないのはまぁ当然といえます。むしろ、初対面で爪をさりげなく見て褒め言葉がスラスラ出るようなコミュニケーション強者の方が珍しいですね。まぁ恋愛ならともかく、結婚相手を考える婚活なら清潔さや実利性、虚栄心や自分磨きの観点から男性としては意識的に目が行くポイントではあると思います。

あと綺麗な爪はやっぱり自分のためなんですね。化粧も恐らくそうなんでしょう。外見に気を遣って金を落としてね!というメッセージなのでしょうか。

 

・そのほか初対面でできること

第一印象を左右するのは見た目以外にもあります。人間の五感で考えるとわかりやすいです。視覚に基づく見た目が最も大きな要素ではありますが、声や香りも無視できない要素です。触り心地は初対面では判断が難しいですし、味は論外です。特に、声は注目されにくいですが意外と重要な要素です。こもっていたり、ぼそぼそとしていたり、甲高い音だったりすると少なからず不快感が生じてしまうこともあります。表情を含め、表情筋を鍛えることや発声訓練で変えられる部分ではあるので、第一印象をよくする上ではこうした使わない部分の筋肉を動かすことも案外効果があります。香りについても日々自分に合ったやり方で管理することが重要ですね。

 

・まとめ

見た目は相手を判断するうえで重要な要因です。別にそこに大きな性差はないでしょう。聞く対象を外見に気を遣う傾向が強い男性にしてバイアスをかけてきた恣意性を除けばごくごく普通の記事だったのではないでしょうか。世の男性とひとくくりにしてきたのはなかなかたちが悪いと思いましたが。

爪が自分磨きの一環だとわかったのが個人的には収穫です。