炭火生存日記

しぶとく生きるためのブログ

計画性がない人もいるで一見終わる話だが…

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こんにちは。火力不足です。

 

世田谷にマイホームを抱えているのに破産危機を迎えている事例を紹介する記事がありました。

当初は読者が想定しないような出費や義務があり、やむを得ず貧乏な状態に陥るという生活の上での見えない難しさを指摘する記事かと思えば、そんなことは全くありませんでした。文章中の例も一世帯しかなく、今回の記事のような事例が例外なのか近年見られる現象なのかもわかりません。ここまで極端な記事だと創作っぽさも感じられます。

そもそも題名がおかしいです。世田谷に抱えているのに、ではなく世田谷に抱えているから破産危機を迎えているの方がずっと妥当です。ここまでの話は、計画性がないで終わります。

 

そんなことより、この記事の書き方で一部明らかに作為的な部分があったので、その部分について掘り下げ、真の問題点を記述することを目的とします。

 

 

目次

・計画性が皆無

・専業主婦は何をしているのか?

・親の勉強が子への勉強になる

・まとめ

 

・計画性が皆無

明白ですが一応確認します。本文を引用しますが、読んでみるとその酷さがわかります。

 

 

“世田谷区の人気エリアに35年ローンを組んで5000万円で戸建てを購入したのだ。毎月の住宅ローン15万円は、手取り収入の半分を占める。(年収は500万、妻は専業主婦)

 

 加えて、子供の成長に伴い、支出が急増。

 

「3歳と1歳の子がいて、上の子が毎月のように服が必要になり、その都度、近所の百貨店で買っています。さらに、外出のたびにおもらしするので着替えも購入。最近スマホも破壊されました」

 

 聞けば、子供にはピアノと英会話を習わせて月5万円、健康に配慮し有機食材を宅配、毎週のようにレジャーと、相当のお金がかかっているもよう。

 

「週末ごとにエンタメ施設に行っては外食したり、ディズニーには今年だけで7回行きました。もちろん、グッズも買って帰ります。教育のための絵本も買います。”

 

 

 

まず、手取り収入の半分を占めるローン契約の時点で身分不相応の買い物をしているでしょう。また、5000万円のローンということは利息も相当返済の過程でつくので、かなり長い期間の返済を迫られます。

ちなみにシミュレーションをかけてみたらやはり無謀でした。

http://www.athome.co.jp/contents/life-simulation/ss_kd_30_4500/ 

(子供一人、新居金額4500万、妻パートで計算したがそれでも非常に厳しいとのこと)

 

それだけでも危険なのに、拍車をかけるように服の衝動買い・子供の高価な習い事・毎週のレジャー・有機食品への拘りなどどこから突っ込んでいいかわからないです。本当に実在する世帯なのか怪しいもんですね。

まぁこんな突っ込みは不毛なので、さっさと主題に移ります。

 

・この専業主婦は何をしているのか?

人間は他者との比較により自身の幸福度を認識する生き物です。よって、身を置いている環境がそもそも不相応なので、マウンティングの心理で浪費をしてしまうのはわからないこともありません。

しかしながら、専業主婦のであるはずのこの人は家で何をしているのでしょう?専業主婦ということで、家計はおそらく妻側がやっているはずです。子供の世話も共働きではないので妻が基本やっているでしょう。要は、家庭の消費の権利は妻が握っていると断言できます。小遣い制を採用していることからも言えますね。

よって、子供に関する出費や食材への拘りは妻の責任です。多分夫は知らないのではないでしょうか。子供の習い事も投資過剰だとは思いますが、そこは家庭の方針なので部外者が多いと断言できる話ではありません。しかしながら、子供の着物や百貨店での服の購入、有機野菜に買い物時のタクシー利用などによって明らかに出費が多くなってしまっているのははっきり言ってこの専業主婦のせいでしょうね。レジャーが多すぎるのも多分「子供のため」を免罪符にした妻のせいだと思いますが、ここも断言はできないのでレジャー費用については保留します。

そして、これらの度を超えた出費に対し、夫がどう思っているのかがなんと驚くべきことに記述され…ません。「夫はどう思っているのだろうか。」という一文が明確にあるにも関わらず、妻が考える夫の思いさえ記述されず、夫もズボラらしいという妻の一方的な考えしか書かれていません。その一方的さもひどいもので、文中では傘・DVD・ペットボトル・掃除サービスが例として挙がっていますが、苦し紛れのいいわけであることが露見しています。なぜなら、DVDを除けばいずれも一日100円程度の出費ですから、衣類やタクシーとは出費の度合いが異なります。もし傘が傘立てに溢れていて、買って捨ててを繰り返しているなら問題でしょうが、掃除サービスを委託するような神経質な人間が傘に無頓着とは考えにくいですね。第一そんな夫の弱みがあればこの妻なら絶対言ってます(笑) 個人的には、夫が何かの都合で傘を購入したこと(そしてそれを余計な出費だとして自分が咎めたこと)が印象に残っていて、自分も夫も出費は「どっちもどっちだから、自分は悪くない」という防衛を図ったようにさえ思えますね。神経質とズボラってそもそも矛盾していますし、夫の口から何も語られていないので余計に不審です。どっちもどっちで相殺できる金額でもありません。

また、DVDに関しても完全な情報不足です。夫の小遣いでやっている趣味かもしれませんし、テレビでやっていた、というのが妻の記憶違いかもしれません。自分の興味がないものは同じに見えるでしょうし、実は違いがあった可能性も十分あり得ます。コレクター気質で揃えたがっているのなら趣味だからでしょ、で話は終わりですし、そこに家計のお金を使っていればそれはまた別問題でしょう。DVDなんてそんな頻繁に発売されるものでもないでしょうし、これもどっちもどっちを狙った苦し紛れの発言だと思います。

夫を責めるのはいいですが自分は何しているんでしょうかね?休日は外食らしいので料理もしていませんね。

 

・親の勉強が子への勉強になる

文章から読み取れる節約意識のなさや、習い事への過剰な投資を考慮すると、おそらくこの専業主婦は自分で調べごとをしていませんし、コスト感覚も皆無です。夫とも多分ですが相談していません。つまり、あらゆる情報が集められるこの世の中であるにも関わらずろくに頭を働かせず、世の中で良いとされるものを妄信した教育をなさっていると推測できます。しかしながら、そうした教育で子供が開花するケースは非常に少ないです。なぜなら、子供は親と接し、親から学ぶことが最も多いからです。ろくに頭を働かせていない親に勉強するように言われて子供は勉強するでしょうか?親が学ぶことに対して愚鈍なのに、子供がどうして学ぶことに貪欲になるに違いないと妄信できるのでしょうか

正確には、そう妄信できるからこそコスト感覚もなく、自分で情報を比較し、よりよい選択をすることもできないのかなと思います。

ほんと普段何してるんだろこの人…。

 

・まとめ

妻側の視点しかないことが、かえって妻のひどさを露呈させた格好になったと思います。

はっきり言って、このレベルの専業主婦は負債以外の何物でもないと断じます。本気で専業主婦なさっている方に謝罪した方がいいです。本気で専業主婦なさっている方は激怒するべきニュースですね。夫が気の毒といいたいところですが性欲に負けて愚かな選択をしているのでまぁ同情できません。記事に夫が登場しない点も含めて、ネタ記事だと信じたいですがね…。

今後、専業主婦をするのであれば高等教育を受けた経験を存分に活かし、塾や英会話に通わなくても家で教えられる能力を持つか、リベラルが忌み嫌う性別による役割分担を全うし、サポートに徹するかの2択でしょうね。

それができないのなら、共働きするか、専業主夫にサポートを一任するか、格下の男を捨ててキャリアウーマンするかでしょうかね。海外のカッコイイ男に行くのも本人の自由ですね。