炭火生存日記

しぶとく生きるためのブログ

女性のマルチエンディング性の弊害

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こんにちは。火力不足です。

 

男女間の不信感を助長させたいのか、最近男女を二項対立にして不満を煽る記事が増えているように感じます。閲覧数稼げるのも特徴ですしね。また、この世は原則男と女しかいないので自分自身が該当することに関心がわきやすい以上、ヒトの目を集めやすいという要因もあるでしょう。

例えば、高齢の男性が女性の育児に関する情報に関心を寄せるケースはあまりないでしょうし、若い女性が盆栽などの高齢男性の趣味に関する情報に興味を持つことはあまりないでしょう。

 

しかし、例によって調査が雑で、結論ありきで語られており、そりゃそうなるだろうとしか言えない記事となっております。

本日は、調査としての質を批判するとともに、こうした対立が起こる理由について記すことを目的とします。

 

 

目次

・調査対象(被験者)が曖昧

・隣の芝生は青い

・男女の人生の違い

・まとめ

 

・調査対象(被験者)が曖昧

正社員での就職を希望する女性向けサイト『ウィメンズパーク』で571人から回答を得たとありますが、そもそも被験者の就職状況や年齢といった、回答に大きく影響を及ぼしそうな情報がわかりません。企業の規模が大きくなるほど参考にできる女性の先輩は増加するでしょうから、社員数をもとに規模で区分するなどの工夫は欲しいものです。加えて、年齢分布もわからないので、就活を控える女子学生に尋ねているのか、転職市場で転職を考えている就業経験者に尋ねているのか、就業者に尋ねているのかさっぱりわかりません。

イメージで答えているのか、実体験で答えているのかもわかりません。文章読む限り後者だと思いますが、情報不足は否めないでしょう。

 

・隣の芝生は青い

男性が有利な点として、「男性は結婚・出産で退職・休職する可能性が低いこと」や、「転勤に対応できる男性のほうが昇給昇格で有利だ」という話が挙げられていますが、これに関しては仕事人間にとってはそうだ、としか言えません。しかし、女性でバリバリ働きたいという方がいらっしゃるように、男性にも育児にかかわるため、ほどほどに働いて家庭で貢献したいと考える方は一定数いらっしゃいます。要は男性も仕事人間ばかりではなく、転勤なんかせずに、一つの土地でほどほどに働きたいという考えもあるでしょう。その点は女性という側の芝生が青く見えるわけですね。

自分にないものって羨ましいんですよね。

 

・男女の人生の違い

つまるところ、女性は結婚・育児ルートも選べますし、仕事ルートも選べますし、両立を目指すことも自由です。同時に、若いうちは仕事ルート一本で考えていても、年齢とともに結婚・育児ルートに変更できます。職場の人間はたまったものではないでしょうが、自分の人生ですし、予め進路を聞くことはセクハラで封殺できます。自由なわけです。しかし、自由な分、自分で考えて限られた時間を割り振らなければなりません。両立は非常に難しく、欲張ると全部中途半端になってしまうわけです。RPGなどですべてに優れたキャラの役割を決めきれず、器用貧乏に終わってしまうのと原理は同じだと思います。

一方で、男性は選べません。基本働くしかありません。女性がそれを許していません。上方婚の本能から、世界中の女性は基本的に逃れられません。例外はいるでしょうがあくまで例外でしょう。多数派にはなりえないと断言できます。が、選べない分リソースを集中できます。働くことに迷いはあまりありません。こうした点が女性にとって芝生が青く見えるんでしょうね。男性としても女性のマルチエンディング性は良く見えるでしょう。

自分にないものって羨ましいですね。

 

・まとめ

今後、女性がとれる道は三つあると思います。

  1. 仕事一本ルート(男性ルート)で男性以上の実績を出す。(競争し男女で苦しむ)
  2. 男性にマルチエンディング性を広げる。(男女で楽になるために努力する)
  3. 今までを維持し、苦労を男性の甲斐性や器のせいにする(男に苦労を押し付けて楽する)

 

1. は市場の上で男女が明確な敵になるので容赦のない競争が広げられるでしょう。地獄なので個人的には嫌です。2. が一番望ましいですがあまり男性に配慮した女性の提案って見られないんですよね。不思議です。3. はよく新聞やネットで見るタイプの意見ですね。よくこれで男性が賛成すると思えますね、って感じです。男性にとって何もいいことないですからね。

私としては、2. なら割と本気で賛成したいんですがねぇ…。1. でも代理出産などにより、女性が育児ノイローゼや出産の死ぬほどの痛みから解放されるので地獄になることを除けば悪くないんですが、際限のない競争は個人的には御免ですね。3. は論外です。

 

参考記事

 

karyokuhusoku.hatenablog.com

 

 

karyokuhusoku.hatenablog.com