炭火のような生き方

生き方に悩む人のためのブログ

過去の名古屋グランパスに敗れた今の名古屋 ~前編~

 

こんにちは。元名古屋サポの火力不足です。

 

J2も後半戦に入り、いよいよ自動昇格には連勝しかないという場面で、披露されたのは結果だけでなく内容さえも失ったサッカーであり、京都サンガに敗れ色々な意味で過去の名古屋を相手にして完敗したという現実が突き付けられました。

 

そこで、現状私を含めた、一年でJ1昇格至上命題派が思っていることについてまとめるとともに、J2で基礎作り・借金返済派の意見についても否定しようと思います。

 

ただ、一回で書くと冗長になってしまうので、本日は、名古屋グランパスが経つ岐路について昇格派の目線から現状の課題について考えることを目的とします。

 

目次

・一年で昇格するべき理由

・現状の課題

・偉大すぎる守護神の存在

・まとめ

 

・一年で昇格するべき理由

 

  1. サッカーのレベルが下がりやすい
  2. 選手を育成しても引き抜かれる
  3. 金銭収入に大きな差が出る (DAZNでより顕著に)
  4. 良い選手が入団しづらい
  5. J2に悪い意味で慣れてしまう 
  6. 後述の感情に基づく私的な理由

 

私が少し考えただけで少なくともこれだけあります。

まず、1. についてはどうしてもJ1とJ2にはレベルの差があります。天皇杯の結果を見ても、J2首位の湘南が磐田に一蹴されています。湘南が控え主体とはいえ、毎年J2トップ昇格以外のチームがエレベータークラブになりやすい状況を見ても、レベル差は当然存在するといえるでしょう。こうしたレベルの差により、当然2. の現象も起こりやすくなります。情や信頼を期待できるクラブではありませんし、なにより上のレベルへの願望はプロですから当然あります。それにより、J2に定着しやすくなるでしょう。すると、3, 4の現象は付随して発生しますし、5も遠からず起こります。

 

参考記事

 

karyokuhusoku.hatenablog.com

 

どれもそんなに異論は出ないものだと思います。6. については後述します。

 

・現状の課題

内容は良いが救いだったのに内容も悪くなりつつあり、当然のように結果は伴わないのが現在の最大の課題です。結果が伴わないのには明確な理由があります。

 

A. 守備がひどすぎる

守備がどうしようもなくひどいです。多分監督が何一つ守備の決めごとを授けられないんでしょう。

守り方自体は自由です。走りまくり、とにかくプレッシングをかけてもよいですし、割り切ってシュートコース切って点だけは与えないのもアリです。要は、明確にこう守るという考えがチームに浸透して、適宜修正してくれれば問題ないわけです。これって監督の仕事ですよね?

 

参考までに、ここ数年の名古屋の記録と比較します。

年度・得点・失点数

2010 54 37

2011 67 36

2012 46 47

2013 47 48

2014 47 48

2015 44 48

2016 38 58 (降格)

2017 37 35 (24節時点)

 

得点は歴代最高クラスですが、J2最強の攻撃陣を有していることを考えればリーグ1位でないのは不満点です(千葉の41点に次いで、徳島と並んで2位)。失点は相手のレベルが下がったのに更新しそうですね…。数字だけ見ても、今年の守備のまずさがわかると思います。去年よりひどいとは(笑)

 

B. 攻撃も絶賛悪化中

攻撃を標榜したサッカーで、京都戦のシュート6本では納得できる人間の方が少ないでしょう。30本打って枠内がその半分で結果一点ならばそれはそれで別の問題がありますが、まぁ攻撃としてはある程度成立しているとは言えます。また、お相手の守備が鉄壁で、完璧に整備されており崩しようがなかったというのも、力不足ではありますが納得はできます。また、先日の徳島戦のように、相手GKが神がかることもあり得ます。しかし、京都戦ではどれも該当しませんでした。

まず、攻撃には再現性がありませんでしたし、それに伴い放り込み上等の京都よりシュート数が少なかったです。また、京都サポの方には申し訳ないですがお世辞にも良い守備ではありませんでした(ついでに攻撃も多分あの放り込みしか手札がない)。1:43からの名古屋の攻撃シーンを見ても

 

【DAZNハイライト】2017明治安田生命J2リーグ第24節 vs名古屋@西京極 - YouTube

 

1. 2人で名古屋の選手を挟んでパスコースを限定しているのにそこを潰していない

※結果、一カ所しか残っていなかったパスコースに通され、京都の10番の手を使った不要なファールを招く→アドバンテージでプレー続行

2. 京都の左サイドバックが名古屋の選手に詰め切れてない→裏を通される

※ここでも手を不用意に使っている

3. 2人で追い詰めたのになぜかバイタルエリアにパスを通される

 

※名古屋の田口がトラップをミスした結果、ミドルシュートに終わったものの、左の青木はフリーで、対応を誤った結果の危険な場面だったといえる。

 

など、素人目に見て不用意な行動が多すぎます。多分専門家が見ればもっとありますし、得点シーンはど真ん中をパス一本で割られており、攻撃がうまいというより「なんでこんな守り方なの?」の方が表現として適切です。まさしくシュートは撃たせて楢崎選手が防ぐかつての名古屋のような守り方です。京都の菅野選手もよいGKですからね。やり方としてチームに浸透しているのなら別にそれでも良いと思います(だとしてもひどいとは思いますがね…)。

ただ、こうした付け焼刃ともいえる守備を相手にシュート6本、一点しか取れていない攻撃って何なんでしょうか?おそらく悪化というよりは監督が決まったパターンを仕込めないことに起因し、「昨日は即興がうまくはまらなかった」気がしますね。

何より、相手の勝ち筋を思い通りにやらせてしまう時点で、戦略ないの?対策しないの?相手をなめてるの?とは思えてしまいますね。

 

C. 育成も今後は怪しい

風間監督は指導者であり、勝負師ではないから仕方ないという意見もあるそうです。

しかし、個人的には指導者としても怪しいと思っています。なぜなら、集団での動きを攻守ともに仕込めないところと、ネガティブトランジション(ボールを失い、攻撃から守備に移る局面のこと)の動きを仕込めないところと、ボールを足元に止める以外の相手の外しかたを伝達できないところが指導者として致命的であるからです。

風間塾を繰り返せば、ボールが足元に止まるようにはなると思います。しかし、サッカーはボールを足元にピタリを止めれば点数が入るスポーツではありません。杉森選手や青木選手は足元に止めることはこれからも上達するでしょうが、前線の人間としてのファーストディフェンスの仕方や振りの速い強力なシュートの習得、ポジショニングやターンを活かした相手の外しかたは習得しえないでしょう。風間政権下での名古屋では絶対的な存在になるかもしれませんが、代表へ届くのは難しいでしょうね。一部に特化しすぎて汎用性の低い選手になってしまう危険性もあります。それこそとある赤いクラブのように。

 

D. 怪我も多い(これは昔から)

これに関してはもっとフィジカルコーチや専門家が尽力してください。練習の負荷を監督と考慮してください。ここはフロントの責任もあると思います。

 

以上の4点が課題と考えます。3点目については異論もあると思いますが、あとは妥当ではないでしょうか。

 

・偉大すぎる守護神の存在

これが私個人が思う事情であり、先述した6つ目の理由です。

J2で引退する楢崎正剛を見たい、というサポーターは一人もいないのではないでしょうか。もっと言えば、偉大なJ1出場記録をもっと伸ばしてほしいと思っているのではないでしょうか。こうした気持ちを持っていないのは名古屋サポではない、位の過激な断言も過言ではないくらいの存在です。退く時が来るのは、本人が明確に序列が下であることを納得できる新鋭が現れるか、本人が限界を悟るかのどちらかが来る日まででしょう。

これに関しては、理不尽な閉幕を「見たくない」という感情的な部分になります。

特に、ここ数年の守備陣の追い出し、功労者たちの追い出し、闘莉王・ボスコへの仕打ち、選手会長と副選手会長たちの夏の総移籍、3年でACL優勝というなめた目標設定など、クラブに対する不信の種は嫌というほど現状積もっています。私は我慢できず既に離脱しましたが、まだくすぶりながらも残っている方はいるでしょう。

楢崎選手の引退の仕方は、風間サッカーをクラブの基礎として根付かせるより重要になりうると断言できます。ここを誤ると、生まれ変わったという生半可な言葉では片づけられないほど、クラブの在り方が決まります。サポーターたちにとって、名古屋という名前をした別の何かへと変貌してしまう可能性をはらんでいるわけです。それでも応援する殊勝な方はいらっしゃるでしょうが、少数派でしょうね。

 

・まとめ

明るい材料が本当に少ないなぁ…。かつての名古屋と同じようなサッカーを関連ある選手がしている京都に完敗したというのが何より重たい事実ですね。

次回は、現状を「借金を返済している状態」として、J2で基礎作りをするべきという派閥の意見を少し批判していこうと思います。