炭火生存日記

しぶとく生きるためのブログ

サポーターは写し鏡

結局正直なもので、負けが込むとサポーターとしての在り方や、まだ見ぬ選手への希望といった、勝ち負け以外に価値がありそうなものを見つけてしまうのです。 こんな状況でも営業収入を増加させるために様々な手を講じている営業の皆様には本当に頭が下がりま…

平等で妥当な現実(2020)

過密日程、COVID-19による感染へのプレッシャー、観客数の制限など、数多くのイレギュラーに見舞われたシーズンでした。本当に大変な一年だったと思います。 まず、名古屋にグランパスに関わる全ての方々が今回の目に見える様々な結果により少なからず報われ…

平等で妥当な現実

何もかもが、今季を象徴するようなゲームでした。 表を観ればフル出場・裏を返せばタスク過多による勤続疲労で中谷選手がオウンゴールをなさってしまったのは示唆的でしたね。重いタスクを背負った選手が損をし、下手に見えてしまいファミリーから酷評される…

評価しようがない

残留という結果はほぼ手にしたと言えるでしょう。 歴史的な大敗をすれば入れ替え戦に回る可能性があるらしいですが、さすがに事実上残留は決定したという認識でよいのではないでしょうか。 早速来季へ向けて動き出せるのは大きなアドバンテージですが、ここ…

堅実か不足か

勝って決めたかった、というのが正直な感想です。あと2戦の相手を考慮すると余計にその思いが強まります。 ただし、今後負けなければ確実に残留が決まる段階にはなりました。 良いところは継続して悪いところは修正しようとよく言われますが、往々にして良い…

長く忘れていた感覚

待ちわびた勝利です。 残留に向けて大きな勝ち点3です。一試合早く残留を決めれば、一試合早く来季へ向けて動き始められます。結果が最も重要な時期に、結果が出たことが何よりです。 とはいえ、たった一試合で急にフィッカデンティ監督が神になるはずもあり…

堪える敗北

2引き分けというのは、チームの状態を結果から類推するにはかなり難しい結果です。 次に勝てば1勝2分けとなり、「負けない」チームという印象になることでしょう。 引き分けたり負けたりすれば、「勝てない」チームという印象になることでしょう。 中断期間…

風説とともに去りぬ

今日一日で、何もかもが解決することはあり得ません。 勝ったとして、「今までは全て無駄だった!!」と断言できるはずもなければ、同様に「今までの積み上げなくしてあり得なかった!!」とも言えません。言えるはずがありません。負けたとしても同様です。 そ…

虚像は消えども、目標は続く

ついに、風間氏の契約解除とともにフィッカデンティ監督の正式な監督就任が発表されました。長かったですね。 まずは、本当に紙一重で判定に恵まれて理想もへったくれもないスタイルでしたが、勝負に徹し一年でJ1復帰というノルマを果たしてくださり、感謝申…

「貫く」の軽さ

風間氏の監督就任が発表されたあの日から、ずっと避けたかった最悪の展開がありました。 何もかもが失敗し、「いくら風間さんでも焼土の名古屋は立て直せないよね~」で終わり、時間と金だけを浪費するという未来だけは避けたいと思っておりました。 当時も…

目標とピッチ上の不協和音

いみじくも、風間氏は試合前このように語りました。 「どこのチームと戦っても押し込めてしまうほどの力」はある、と。 そんな力が、あるかないかで言えばあるでしょう。氏は間違いなく嘘は言っておりません。いつも通りですね。 瞬間最大的に、34試合のベス…

ハーフタイムはもう終わった

5年間という再三問われ続けた期間も、もはや半分以上経過しています。 (ちなみに降格時の目標は確か、1年でJ1復帰し、2年目で優勝争いをして、3年目でACLへ出場し、一定の成果を残すという目標でした。風間氏の契約年次とされる3年を鑑みても、そもそも5年ベ…

夢を語るのに飽きた日

夢や理想って、空からいきなり降ってこないんですよね。 『ある朝いきなり…』なんて話はフィクションでよく登場する話ですが、現実は現実です。 ありもしない能力がいきなり覚醒したりはしないわけです。一日一日積み上げたことがそのまま表れるだけにすぎま…

相関関係と因果関係(名古屋グランパス編①)

はじめに、「二つの事柄に一見関係があるように見える状態」のことを相関関係と呼びます。次に、「二つの事柄に関連があり、一方が原因・もう一方が結果として明らかである状態」のことを因果関係と呼びます。 本文は、相関関係と因果関係を混同してはならな…

いつか起こる事象

名古屋の理想はボールを保持して主体的に攻めることらしいです。そういった継続性あるスタイルを確立するために1シーズンの1試合を大切にしたいらしいです。 そして、同じくボールを主体的に保持して得点することをスタイルになさっている(と思われる)横浜さ…

いつも通りに、3%はまた終わる

名古屋の負けていない夏です。 言い換えれば、勝ち切れない夏です。 しかも、絶好調の相手を叩きのめす勢いある夏というよりは、順風満帆とはいえない他クラブさんを相手に、何とか勝ち点を積み上げているという夏です。湿っぽいですね。 とはいえ、いつも通…

飢えていた勝利

最高に気持ち良い試合でした。川崎さんが悪い時の名古屋のように、やりたいことに固執し、中央を崩そうとばかりしたところを現実的に戦い抜きました。 今日の試合に限れば間違いなく勝つことに拘りきりました。目の前の一試合に集中するということはこういう…

夏か補強か実力か

ここ2年と同じようなことを繰り返しているのであれば、ポジティブになれるのがこの8月です。そんな期待が7月末から渦巻いておりました。 今までと同じであれば、連勝街道を邁進する夏と考えることもできます。その一方で、今までほど大々的な補強はなく、決…

過去を振り返り、ついに出た解任論

一年前の開幕戦ほどゴール前での運がなかった。そんな試合でしょうか。 良く引き分けたというよりは、勝ち点2を逃がしたと両チームが感じるような痛み分けだったと思います。 もう一度今シーズンの明確な目標をきちんとおさらいしておきましょう。 ACL出場権…

論題: 現状の進捗は妥当か?

頭を強く打ってすぐにでも救急車で搬送すべき選手がいて、そんな戦ってはいけない状況でもそこまでして名古屋の勝利のために戦ってくれようとする選手がいて、それ以外の選手だって頑張ってないわけがなくて、なんでなおもいいところなく負けるんですか?そ…

理想を追うか、結果を追うか、それとも楽しさを追うか

シーズンも半分が過ぎ、湘南さんとの試合が今年もやってきました。 ここ数年間、毎年名古屋の現実を照らしてくださる素敵なクラブさんです。 名古屋はここ一週間で、神戸さんに選手の質とコンセプトの差で敗れ、鹿屋体育大学さんの練度の高いサッカーに完敗…

名古屋グランパス2つの謎

名古屋グランパスがクラブとして掲げている目標はいくつかあります。 明文化されていなくても、実現できれば良いと考えているものもあることでしょう。 ・ACL優勝 ・満員のスタジアム実現 ・J1優勝 ・有望株の輩出(高額な移籍金の獲得) 実際もっといろいろあ…

頑張りの果てはきっとこんな感じなのだろう

名古屋グランパスは、セットプレーからもぎ取った一点を守り切り勝利しました。 字面だけ見れば、優勝するチーム・常勝軍団といわれるクラブがよく為す勝ち方です。 しかし、その実態は薄氷を踏むようなものでした。 結局のところ、本質的に磐田さんと名古屋…

札幌戦で示した理想と教訓

早くも5節が終わりました。3勝2敗で終えるのと、4勝1敗で終えるのとでは様々な点で異なりますから、札幌戦での勝利は大きな一勝でした。 一試合だけでは偶然か必然かなどほとんどわかりませんが、450分あれば少しは一貫してくるものがあります。これが900分…

3年目の継続と理想と展望と

名古屋グランパスが一度崩壊してから、早いもので、あっと言う間に3季目を迎えようとしています。 全てを失ったと思った降格も、自動昇格が果たせず紙一重で帰還を果たした昇格も、最悪の連敗トンネルを歩みながら個人の頑張りと豪運で残留を果たした昨季も…

あまりにも偉大な守護神との別れ

本日、楢崎正剛選手の現役引退が発表されました。 ここ数年ずっと覚悟せざるを得ない話ではありましたが、いざ正式に発表がされるとどう受け入れてよいのかわからないものです。とにかく、来期以降楢崎選手が名古屋のゴールマウスを守る守護神として、ピッチ…

今年も廻った因果

とにかくほっとしました。 一夜明けてようやく残留が確定したことを再認させられます。 何もかもが2016年の降格を思い起こさせる舞台が揃っておりました。 そして、前半は全てをコピーしたかのような展開でした。 風間氏のコメントを引用すれば、「いつも通…

どうなったことが革命なのか

2年前にもがき、1年前に苦しんだこの季節が今年もまたやってきました。 夏場の勢いはすっかり消え果て、他クラブより数試合多く残していた心理的優位性は蒸発し、過密日程のしんどさばかりが募る肌寒い時期が訪れております。 役者を替えども買えども、昨年…

上昇気流に乗れる時間

驚異の6連勝を達成しました。 まだ残留安全圏に到達したわけではありません。しかしながら、シーズン開始時に思い描いたような圧倒的な攻撃力を披露する段階に到達しました。 6連勝はそうそうまぐれでできるものではありません。間違いなくチームに勢いがあ…

因果の読めない名古屋の逆襲劇

2014年以来の3連勝です。 J1でこれだけ勝ち星が続くのが久しいことであるという事実が、ピクシーと別れてから目指す未来を見失い、西野期・小倉期でいかに彷徨ったかを伝えています。もっとも、西野期も中位ではありましたが…。 すべてのサッカーチームに付…