炭火生存日記

しぶとく生きるためのブログ

東アジアカップの雑感と名古屋グランパスの昇格

こんにちは。火力不足です。

 

Jリーグの全日程が終了し、移籍市場に動きが見られたことで改めて昇格した実感を得られました。正直試合が終わった当日はまだ実感がありませんでしたからね。

そして、かつて応援したものとして一年で復帰できて本当に良かったと思います。スタートラインに回帰しただけではありますが、選手編成・クラブの将来・膿出し・SNSを用いた効果的な宣伝の拡張など、J2を経験したことによる結果論での成功はいくつも得られました。

だからと言って、他クラブもJ2で修行しろなんて口が裂けても言えませんがね。クラブの営業努力、選手やスタッフの徹底があって初めて為し得た昇格だったと思います。

 

ただ、残念ながらこのままの路線を貫いても、ACLの制覇は極めて難しいでしょうし、名古屋から世界へ羽ばたく選手が出てくることはほとんどないでしょう。昨日を含めた東アジアカップでの川崎勢の選手の振る舞いを見れば大方予想ができます。ガラパゴスな選手として日々を過ごしてしまうのは個人的にはあまり気分の良いものはありません。勿論、サポーターとして国内でずっとプレーしてほしいと考える方もいらっしゃるはずなので、ここは個人の考えということになるのでしょう。

 

本日は、東アジアカップで感じたことを記すとともに、それが名古屋に及ぼす影響について考えることを目的とします。

 

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因果が巡った昇格プレーオフ ー名古屋グランパスvsジェフユナイテッド千葉ー

こんにちは。火力不足です。

 

昨日J2の昇格プレーオフが行われ、名古屋グランパスジェフユナイテッド千葉に4-2で勝利しました。

 

この試合の感想を一言で言えば、個人的には「因果は巡る」です。2週間前、豊田スタジアムでは、名古屋をリスペクトしてできることを完遂した千葉が (運や審判を味方に) 完勝しました。そして昨日は役者が逆だっただけにすぎないと思います。千葉を強者として研究し、3バックやプレス回避のロングボールを併用し、左SBの比嘉選手を攻守ともにタスク過多に追い込んで機能不全を起こし、千葉が自信を持つハイラインのリスクを見事に突きました。そして (運や審判を味方に) 完勝しました。

だからこそ4-2というスコアで終わったと思います。前回の対戦で3-0という差がついたように今回も差が付きました。個人的には、1-1や2-1といった、疑惑と不満に満ちたスコアで終わらなかったのは本当に良かったです。軋轢しか生みませんからね。

 

そして、その軋轢の原因となったのが名古屋の一点目のハンドリング疑惑ですね。

判定については、断言している層は間違いなく当事者になれば途端に擁護する自称事情通ばかりだと思います。今回の例で神の手だとか言っている名古屋サポと大差ない行動や言動をとるでしょうね。9割は掌を返して同じ口から正反対の擁護をするでしょう。

名古屋にとって運が良かったことは間違いないと思います。意図はともかく手に当たって利益を受けた以上、審判が10人いたら7人は反則をとっていたように思います。

が、そこは因果なのでしょう。ここ一ヶ月の千葉戦だけで帳尻があって精算されたのかもしれません。もしかしたら一週間後に泣くのかもしれません。あるいは、既に前払いしたのかもしれませんし、いつか昨日のツケを払うのかもしれません。

 

それは誰にもわかりません。

 

ただ、一つだけ断言できるのは、今回の件をハンドと容易に断言できる人ほど、昇格プレーオフを娯楽として消費して誤審ばかりの日本サッカーの未来は暗いと我が物顔でいう人ほど、自チームの選手なら絶対に擁護するということです。断言できます。逆も同様です。ハンドではないと容易に断言できるのも視野狭窄で我儘な名古屋サポにすぎません。

他人事だから正義ぶって憐憫を振り撒けるだけであって、上から目線で説教しているだけにすぎないからです。要は核や誇りがなくただ正義に靡いているだけなので、自分の応援するチームという別の正義ができたら、そっちに靡いて終わるだけです。その程度です。今回の件を恨んでよいのは、2週間前は少なからず恵まれたことを覚えている千葉サポーターだけでしょう。今後VARの導入を進めた方がよいとは思いますが、導入したとしても知識不足や偏愛から審判に対する抗議は出続けるでしょう。ここは自戒の意味も込めて観戦した方がよいですね。

 

10人全員がハンドを認める例 ただし試合中はスルー 

Jリーグで神の手セーブ⁈ジュビロ磐田 ヴィッセル神戸 ジュビロ磐田 渡辺博文のハンド - YouTube

 

ちなみに、千葉の2点目のPKは名古屋の選手のクリアが入ってしまったのでややこしいことになりました。クリアできていたかどうかは関係なく、エリア内で名古屋のファールがあった時点でPKです。もしオウンゴールでなければ状況として流した可能性はありますが、最後に千葉の選手が関与していない以上、ファール時点まで戻す必要があります。クリアされていたら千葉サポーターにとってはガッツポーズだったわけですし、結果無事に決まったわけですが、そんなに単純な話でもありませんよね。急ぎたい気持ちは本当にわかります。

幻のオウンゴールが名古屋に味方したように映ったのは皮肉ですね。結果的には得も損もしていませんが、千葉側の方々のイライラを助長してしまったように思います。

 

こうしたひりつくような勝負を彩ったのは、選手は勿論両監督の貢献が大きいと思います。

名古屋の風間監督は、千葉をきちんと強者としてリスペクトして勝負し、構造の弱点を突いて勝ちきりました。同じ轍を3度ふまず対策し切ったことは賞賛されてしかるべきだと思います。なぜもっとシーズン中の重要な試合でしなかったのかは謎ですが、まぁ凡人にはわからない考えがあるのでしょう。

そして、千葉のエスナイデル監督もプロフェッショナルでした。GK佐藤選手のミスはハイラインのリスクを許容した上でのミスではありますが、文句の一つを言いたくなるような失点でした。あそこも今回の試合の潮目だったことは間違いありません。しかしながら、勝つために自分が選んだ戦術と選手を責めることなくきちんと守り、判定に対して抗議したい思いもこらえて名古屋の選手、監督並びにスタッフとの握手をきちんと行ったことは素晴らしいことだと思います。なかなかまねできることではありませんし、観戦する側としては見習わなければならない姿勢だと感じました。

 

最後に、まだ名古屋も福岡も何も勝ち取っていません。どちらかが判定に泣くかもしれませんし、低調な90分になるかもしれません。しかしながら、相手へのリスペクトだけは忘れたくないものです。千葉は強く、素晴らしいチームでした。決してラッキーだけでプレーオフに進出したチームではありませんでした。

こんにちは。火力不足です。

 

いよいよ昇格プレーオフが明日に開催されます。相手は怒涛の連勝でプレーオフをつかみ取ったジェフ千葉です。チームとしての勢いやシーズンダブルを達成していることからくる自信・モチベーションの高さなどはピークに達していることでしょう。名古屋関係者としては徳島並みに嫌な相手であるとともに、千葉を破らずしてJ2から昇格することはあり得ないということなのでしょう。

 

個人的には、両チームともかなり引き分けが少ないチームなので、引き分け終わりというのは考えにくいです。2勝している千葉がプランを大幅に変更することは考えにくいので、実際のところ名古屋の監督さんとスカウティングがどこまで仕事をするかと、審判が勝敗を決めると思います。

そのうえで、一年でのJ1昇格が果たせなかった場合、間違いなく監督は責められるべきだと断言できます。勿論、選手の責任も当然ありますが、敗北した際最も責められるべきは監督だと断じます。

 

本日は、敗北した場合責められるべき事由について記述することを目的とします。

 

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瞬く間に一年は経ち、J2は終わる

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こんにちは。火力不足です。

 

本日の16:00からの試合をもってJ2の全日程が終了し、昇格プレーオフを残すのみとなりました。昇格が既に決まっていた湘南・長崎はともかく、6位までの昇格プレーオフ争いは熾烈を極めました。部外者としてみるのは非常に興味深いものがあるのですが、当事者としては例年にないほど地獄と言える最終戦になったのではないでしょうか。

 

勿論、完全に昇格が確定したわけではなく、まだまだプレーオフは残っています。だとしても、年々J2の昇格争いは激しさを増しているように思います。今後DAZNによる上位クラブの金満化がますます進むことを考えると、今期のJ2ほどの昇格争いはしばらく起こらないように感じました。それにしても徳島がプレーオフに進めないのは衝撃であり、恐怖ですね。選手の配置により優位を築いてきた魅力的なサッカーでさえ7位で終わってしまうのは、選手の絶対的な質の重要性とサッカーの恐ろしさを改めて痛感させられます。

 

本日は、J2を一年間追ってみての印象を記述することを目的とします。

 

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誰も得していない教員の過重労働

 

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こんにちは。火力不足です。

 

多くの教員が部活や授業の準備など、多岐にわたる業務に疲弊しているという記事です。

疲弊状態では部活の指導は勿論、本文の教育も疎かになってしまうのは想像に難くないですし、そういった状態は先生本人に良い影響があるわけありませんし、生徒にも良い影響はないでしょう。一体誰が得するのでしょう。誰にメリットがあるのでしょうか。

 

これだけ生活にインターネットが浸透し、動画付きで色々なものを自力で学べるようになったうえで、何もかもの指導が教師だけに膨大な責任とともに圧し掛かっているのは明らかにおかしいと思います。正直なところ「子供が教育を受ける権利」が十分に達成されていないように思います。求められる能力の劇的な変化に、学校が全く追いついていないですね。

 

本日は、学校が遅れている点と、報われない教師について記述することを目的とします。

 

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介護から生まれるネガティブの押し付け合い

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こんにちは。火力不足です。

 

最近、介護現場での事故、事件が連日報道されております。数年前には施設で大量殺人を起こした方もいましたね。

ただ、こうした事件がなくなることは残念ながら金輪際ないでしょう。むしろ、増加の一途をたどる中で妥協案を見つけるのが現実的な策になるでしょうね。理想論で殺人はダメとか、環境がよくないとか言っても、悪化することはあっても決して改善はしません。

この記事の例も、拘束をしておかないと介護者側が精神的に持たなかったのでしょう。例えば、徘徊がひどすぎるとか、暴力が止められないとかそういう深刻な理由が被介護者にあったうえでの決断だと思います。そこを無視して、正論を述べても何も解決しません。

 

本日は、高齢介護で今後起こりうる事象について考えることを目的とします。

 

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サッカー日本代表ベルギー戦の雑感

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こんにちは。火力不足です。

 

今朝日本代表のベルギーとのサッカー親善試合が行われ、0-1で敗北しました。結果的に欧州遠征は連敗という結果に終わってしまったことで、特定の選手へのバッシングや監督批判が相次いでいます。負けてもともとの試合で負けて批判が噴出するのは本当に謎です。イタリアに出場権を譲りたいとかいう戯言が出るのも本当に謎です。どうして自国のサッカーに誇りを持てないのでしょう。どうして親善試合に一喜一憂するのでしょう。

おそらく、勝っていたらそれはそれで「相手は本気じゃなかったから参考にできない」とか言われるのでしょう。批判のための批判ですから、建設的なはずがありません。

しかしながら、親善試合の結果は本番の結果を保証しませんし、グループ分けや今後の負傷やコンディション維持など様々な要素は蓋を開けるまでわかりませんから、現状の出来を糧にして期待することしかできないでしょう。

 

本日は、2つの親善試合を通して思ったことと、批判に対するカウンターを述べることを目的とします。

 

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